ベルニナ急行(Tirano-Chur)乗車記①
少し時間があきましたが旅行記の続きです。
ミラノで2日間、観光やショッピングを楽しんだ後は、この旅で一番楽しみにしていたベルニナ急行に乗車しました。まずはミラノからスイスとの国境近くのTiranoというところまで約2時間かけて移動します。ここまではTretaliaの快速、RE2558という列車に乗りました。ミラノを出た時には空席はほとんど無かったですが、行楽地であるコモ湖の畔を並行して走る路線で、ハイキングやキャンプに向かう人たちが徐々に降りていき、最終的にTiranoまで乗っていた乗客は1割程度でした。
TretaliaのTirano駅とレーティッシュ鉄道の駅は共に広場で面しており目と鼻の先です。駅を出るとカフェやレストランが沢山あり食べ物に困ることはありません。ちょうど昼頃にTirano駅に着いてベルニナ急行の出発まで1時間半ほど時間がありましたのでここで昼食を取りました。
昼食を終えて少し早めに駅に入ると1面2線のうち、Chur行きと表示されているところには客車が1両のみ停まっています。一瞬え?と思いますが増結用の客車だったようです。
駅から見えるアルプスの山々は本当に美しいです。
暫くすると留置線に停まっていた車両が一旦本線に入り停止、推進運転で戻ってきます。
ついに「アレグラ」と対面です。これはかっこいいです。
今回はパノラマ客車の2等車を予約しました。結論からいうと2等車でも充分楽しめました。
テーブルには路線図が。今回は右下のTiranoから左上方のChurまでの行程を約4時間かけて走ります。
ご存知の方も多いと思いますが、『レーティッシュ鉄道 アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観』は世界遺産に登録されており、Tirano-Chur間は両線をほぼ網羅しています。標高429mのTiranoから最高地点、2253mのOspizio Berninaまでは一気に駆け上がり、徐々に下りながら標高584mのChurを目指します。
ここからの写真は走行中の客車内から撮影したものですが、一部車内が反射して写り込んでいることご了承下さい。
Tirano駅を出発すると間もなくSantuario della Beata Vergine di Tirano - Basilicaという教会前辺りから道路との併用区間を走ります。
ここは道路を斜めに横切っています。
そして前半のハイライト、ブルージオのループ橋が見えてきます。
一旦橋をくぐります。
回りながら登って今来た線路を越えようとしています。
つい先ほど走ってきた線路を下に見ながら・・・
上から見てみます。
目指す方向には雪山が。
これだけでなくまだまだ見所が多かったベルニナ急行ですが、次回に続きます。
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